プロフィール

srail

Author:srail
細々と続けばいいかと思っています。
コメント、TBやリンクお待ちしています。

ランキング参加中
よろしかったらクリック願います↓
FC2 Blog Ranking

検索

カスタム検索

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

PR

srail日誌
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

時刻表ひとり旅 講談社 宮脇俊三
趣味には、きっかけがあるものである。
しかし、その理由を考えるのはずいぶん難しい。
まず最初の章で「なぜおもしろいのか、どうして好きなのか、
という質問は返答に困る。気がついたときはおもしろかったのであり、好きになっていたのだ。」
と書かれているが、これは自分もそうだ。
小さい頃からいろんな下地は作られていただろうし、環境もあるだろう。
でもいつから好きになるかなんてその瞬間には分かっていないだろうと思う。
著者はこういうことをよく聞かれるからいろんな返答をしたと書いているが、聞いた側にそれならなぜあなたはそれが好きになったのか?と逆質問しても答えられる人は少ないだろう。
普段は気にかけてなくても突然気になってくるのが趣味らしい。
著者はその面白さをわかりやすくするため今回はいろいろたとえを使う。
どうして実際のダイヤグラムより時刻表がおもしろいか、という話の中で、「卑近な例で恐縮だが、ストリップ・ショウというもの、あれはあまり丸出し特出しされると味気のないものである。」
「時刻表の紙面には「間接」ならではの色気がある。」
などと表現している。
他の本でも著者は意外とこのような「卑近な」例を使う事も多いが、どうしてだかこの著者の「卑近な例」というのはわかりやすい。

また今の時代に読んで納得させられる部分もある。
いかにも鈍行、といった各駅停車が次々と抜かれていく場面での事、「そんなに急いでどこへ行く、抜かれるのもまた楽し、といった気分になる。」
と著者は言うのだが、バブル後のような余韻を残しているが、
今の時代もこれから再バブルかといわれているなかではずっしり来るものがある。
いつでも自分のペースを持っている各駅停車のような人は重い。
だから時代には流されないのだろうか、そいういう人になってみたいと思わされるし、時代もそうならない物かと思う。
それならせめてたまにはゆっくりとした各駅停車に乗ってみたいと人は思うのである。
この心情も一つの鉄道趣味への理由にはなるかもしれない。
もっとも自分のペースを持つのとマイペースというのもちょっと違いを含むように思うけど。

鉄道好き、国鉄思いだった著者は今回いつもの旅行記に限らず色々書いている。
国鉄のいろんな線が喋って自己主張する「国鉄全線大集会」はおもしろい企画だと思う。
路線が喋りだしたら・・という設定で書かれた章は実際の社会の縮図のような状況を表している。
同じ国鉄同士でも利害があるとなると実際の人間関係のようにややこしい。
その鉄道好きが高じてくると色々考えてしまうのが常で、妄想ともいえることも考える。
今の時代に是非実現して欲しいと思う著者の提案は「新幹線に寝台列車を」
という提案である。
どんどん寝台列車が縮小するなかで逆風を追い風に変えるようなアイデアが欲しいのである。
著者がこれを書いたのは20年以上前だが、今こそがチャンスではないかと思う。
当初は国鉄にも実際構想があったようだが、保守作業の関係などで無くなったようだ。
著者の構想では超高級の編成を作る計画だが、以下のように締めくくっている。

[この列車の料金は非常に高くなるだろう。しかし、乗りたくなければ乗らなくてよい列車だから、高くてもかまわない。
「きみ、福岡出張は相変わらず飛行機かい」
「はあ、なにぶんにもヒラなもんですから」
「それは気の毒だなぁ。オレはもっぱら新幹線の・・・・・」というぐあいになるかもしれない。
空飛ぶマダムが着替えを2、3着持ち込むようになるかもしれぬ。
飛行機より鉄道の方が「カッコいい」というイメージの橋頭堡が一つ確保されれば、
その及ぼす影響は大であろう。]



今は飛行機も鉄道も値段の競争は激しくなったが、安全とかサービスとかそっちが危うい。
いちどこういう高級路線の新幹線寝台を打ち出してくれれば私でもなんとか資金を工面して乗るかもしれない。
一度大衆化した鉄道がもう一度一部で高級路線を打ち出してイメージを確立すれば、飛行機が大衆化した今、寝台車のメリットを引き出せるのではないだろうか。
私がこの計画に付け加えるならリーズナブルに移動したい人のために寝台料金不要のノビノビ車を付けることか。
寝台列車の復権は一部豪華列車では実践されているが、これからも寝台列車の火を絶やさないように御願いしたいのである。
スポンサーサイト
この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://srail.blog28.fc2.com/tb.php/39-cd11ffff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

Google AdSense

PR

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。