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2010年3月13日 嵯峨野線複線化開業日レポート


2010年3月13日土曜日、ダイヤ改正の日である。
同じ日でも、人によっては当然意味合いは異なる。ダイヤ改正と一口に言っても、
その意味合いというか、その言葉から感じられるイメージは沿線などによっても
かなり違うものになる。
この改正で他線区では廃止される列車に注目が集まっていた。
他地区では近郊区間であっても終電が繰り上がったり、減便すらありえた改正でもあった。
しかし、ようやく複線化が完成した嵯峨野線には少し意味合いが違うように感じられた。
私にとってはこの路線は、過去に一利用者としてダイヤの微妙さを嘆きながら通学に使い、
卒業する最後の年くらいはギリギリその利便性を享受できるはず、と思っていたら諸々の
事情で延期され、まったく利便性が向上しないうちに卒業した、というような路線であった。

だから私にとってこのダイヤ改正の印象とは、遅すぎた改正とでもいうものである。
そういうわけもあって、焦らされたと言うか、そういう感情があるからなんとなく
イベント事にも乗り気がしないような気がしていたのである。
それでも前日になってようやく気分がのり始め、朝5時に目覚ましをセットした時には
とりあえず工事が完成した姿だけでも見届けようと言う気分になっていた。

翌朝、やはり眠気が残り、また気乗りしなりかけたが、最寄の駅へ向かった。
朝5時半の窓口開業だというのに、5分前には5人ほど人が並んでいた。
前回の2月22日の記念入場券は早く売り切れたので、とりあえず早めに来てみたが、
今回は枚数が多いようなので無茶しなくてもよかったのだが、こういう状況をみると
この雰囲気を味わうことにも意味があるような気がしてきた。

窓口はベテランらしい人と、もう一人であった。ベテラン氏は長年勤めてきたせいか、
「お待たせしましたが、ようやく完成しました」といったニュアンスのことを言うのにも、
実感がこもっているように感じられる。社員にとっても待たされた、といった感じが
あるのだろう。
なんとなく、この窓口に並んだ人々と、JR関係者の人々、他の駅で並んでいるであろう
人々、これらの間で、一本の路線を通して一つの感情を共有したような気がした。
朝のまだ人気の無い改札口周辺にはそういう空気が漂っていたように感じられた。

5時半、時間きっちりにベテラン駅員は開業を告げた。話によれば少しでも早くあけると、
その事が後でクレームを招く事があるようだ。人々は思い思いの枚数を告げて、
記念入場券を買っていく。私は窓口で枚数を告げ、さらにスタンプラリーの台紙も貰って、
隣の駅に移動した。電車は、以前からの複線区間を走るのでまだ実感は無い。
隣駅でも入場券を買い、スタンプを押した。
一旦家に帰り、ほんのわずかの仮眠をとって、再び電車に乗り込んだ。
いよいよ花園から新規複線化区間にさしかかった。とはいえ下り電車ではまだ実感が無い。
以前からある方の線路を走っているためだ。
太秦からは、短い間に2本の列車と駅間ですれ違う。このダイヤは複線でないと
できない芸当で、いきなりそれを実感した。園部でのイベントにあわせてこの列車を
選んだのだが、まだ本数の多い時間だけに複線化の効果を実感できるダイヤに
当たることができ、思いのほか収穫になったように思う。

ふと車内をみると、国交省関係者らしい人や、政治家と思しき人、それに従うJR関係者の
一団がいた。園部では式典が予定されているが、電車で移動とは珍しい気がした。
なんとなく特別列車にでもいるような気分になる。
非日常と言うか、晴れがましさすら感じられる。
このころには眠気も飛び、スピードを増しながらトンネル区間を抜け亀岡市に入るころには、
車窓のスピードに合わせたように気分が上々になる。

車内には鉄道ファンと思われる人は意外にも少ないように思われた。
亀岡を越え、園部までの間には新しく切り替えられた側も走るので、そのスムーズさと
静かさには驚かされる。やはり新しい線路は乗り心地も少し違う気がするものである。
「新しいほうがいい」とされるものは多いが、レールもその一つである気がする。

行き違い待ちが無い分、いつもよりスムーズに園部に着いた。降りてみるとそこには
すでにキャラクターの着ぐるみなどが居て、雰囲気も盛り上がりつつあるようであった。
改札を出て、スタンプラリーの記念品交換の列に並ぶ。まだ時間には少し早いがすでに
50人近くは並んでいて、驚かされる。
いよいよ現場に熱がこもってきた。記念品としてストラップを引き換えに貰い、
改札を再びくぐろうとしたときにカメラの電池が無い事に気づく。

充電をしたまま忘れていたのだ。コンビニを探すが、片方の出口の周辺にはそういう
雰囲気がないため焦る。売店にもない。反対側の出口からでてみると、近くにコンビニが
あったのでなんとか調達できた。
どうやら先ほどの気分とは裏腹にまだ寝ぼけていたようで、この複線化の完成にも
実感がわかなくなりかける。
構内をうろうろしていると他にも政治家や関係者とすれ違い、新聞で見たことのあるような
面子が揃ってくる。
ホームに降り、臨時列車を眺める。いつもどおりの221系で、見慣れたものだが、
臨時の表示とヘッドマークが唯一それらしく、誇らしげでもある。
駅のホーム端にはJR社員が立っていて、線から出ないように注意を喚起している。
他にも今日は社員らしき人が多く、警察もいる。そういえば行きしも一駅ごとに
警備員が配置され、何箇所かの踏切にも配置されているようだった。

かなりの厳戒態勢であったが、それほどの緊張感が漂っていたわけではない。
昨日のニュースでは廃止される列車に人が群がる姿が生中継されたりしていたが、
あれほどの熱気は無い。
ただ、そのわりには警備がしっかりしていて、JRもかなり気を使っているようであった。
特に混乱もなく、ただ静かに記念すべき時が来るのを待っている、という感じがした。

ホーム先端へ行き、人だかりでよくみえないものの記念式典の空気を吸いに行く。
すがすがしい朝の山間の駅は、天気はいまいちながらもこの周辺だけは妙に晴れやかな
雰囲気を醸し出している。雨が心配されたが、空気を読んだように持ちこたえている。

もう一度列車後部に移ると、警察が社員と会話していて、今日のダイヤなどを尋ねる。
いつもの快速とは停車駅が違うので、そのあたりを聞いたようだ。
仕事として来ている人々も、みんな何かと気になっているのだ。それだけダイヤ改正
というものが多くの人に影響を与え、関心事になるものだと思わされる。
地元の人達のこれまでの関心の高さを思わせるが、延期に次ぐ延期でそれが増幅された
のかもしれない。

列車は8両編成であるためか、想像していたほど混まない。
社員らしい人も結構乗り込んでいて、それを含めても最後部では席が全ては埋まらない
程度であった。
先頭のほうから出発の合図が聞こえ、ドアが閉められ静かに発車した。
ホーム先頭付近の賑やかさ以外はいつもとかわらないものである。
こういった空気に出会えるのはこの一本の列車だけであろうから、それなりに来てよかったと思う。
車内放送は特に変わったこともなく、台詞も用意されていないのか演出も無く、
こちらはいたっていつもどおりであった。

普段快速は園部~亀岡は各駅に停車しているが、普段は通過しない駅も通過し、
いつもよりだいぶ軽やかな足の運びに思える。
これなら快速と呼ぶに値するような走りで、このくらいでないと設定する意味が無い
のではないかとさえ思える。

亀岡に着くと少し小休止する。ここでも式典が行われる。
電車から降りて記念品を買いに行く人々も多い。
私は式典を見るでもなくただぼーっとしていた。駅の一方はロータリーもできてかなり
立派であるが、反対側はまだ草地であって、今後どうなるのか気になるスペースではある。
その草地と新しいロータリーを見比べながら、この路線の将来はどちらかなどと考える。

また出発し、京都市内に入って、一駅ごとに居る警備員の姿が見えるが、
駅ではそれほど写真を撮る人も多い感じはしない。
沿線でもたまに見える程度であった。
車両自体があまり珍しくないせいもあるのだろう。

私は終点まで行こうかとも考えたが、複線化され、なおかつまだ供用されていなかった
区間が終わったので円町で降りることにした。

帰ってすでに配られていたダイヤを見る。
普通しか停まらないなら、昼間はダイヤの間隔が整理されただけで本数などは変わらない。
正直、期待したほどではないということはもっとまえから分かっていたが、
あらためて時刻表を見ると落胆しそうになる。
とにかく、線路の状況のほうは整ったのであるから、今後の改善に期待したいところである。
複線化から一気に楽しみが来るよりも、少し楽しみの余地を残してくれたのだ、
と無理やり考える事にして、次の変化の時を待つ日々がまた始まった。
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