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安土城 信長の夢のあと
今回は安土周辺を散策する。
京都からは普通電車で50分ほどで着く。
まず駅の南側にある城郭資料館に、地下道を通っていく。
九時の開館とともに入ったが、やはり人は少ない。
中ではビデオ上映がされているが、途中で見るのをやめた。
すると、係りの人が安土城天主閣の模型を動かしてくれる。
ドーム球場の屋根のように真ん中が開いて、中を見ることが出来る。
中の造りも荘厳で、きらびやかなものだった。
いままでの天守の最上部に、金ピカの塔を後から乗せたようなイメージで、
これが現在の復元イメージのなかでもっともよく見るものだ。
調査によると中は吹き抜け構造になっていた可能性があるという。
そのとおり、今までの建築にないような吹き抜けの広い空間も再現されていた。
資料館を出て、また駅前に帰り、レンタサイクルを借りる。
時間によって値段が違うが、三時間700円のコースにした。
ここの自転車はレンタサイクルにありがちな感じではなく、
比較的新しく、軽いし変速もついているものだった。
さっきの資料館でもらった地図を頼りに、安土城址に向かう。

自転車がいいせいもあって、意外と早く着いた。
今は見寺が管理していて有料になったらしく、入り口で500円払って入る。
後で知人に聞いてみたところ昔は入山は無料でよく遊びに入っていたらしい。
大手道は非常に真っ直ぐな階段で、発掘に基づいて石垣が再現されている。
その道の左右に前田利家や羽柴秀吉の邸宅跡とされるスペースがあり、
重臣たちの家が配置されたようだ。
階段はまっすぐだがきつく、一段の落差が大股の一歩分よりすこし大きいくらいの時もある。
だから入り口に杖が置いてあり、一応借りてきた。
石仏が石垣に転用されたところが数箇所あり、説明がある。
こういうことは信長以外でも当時よくあったことらしい。
しばらく行くと道がわかれ、順路は天主のほうに続いている。
その分かれ道までの間で、すでにかなり汗が出る。
なかなか山登りの様相を呈してくる。

黒金門跡を過ぎて、もうしばらく行くと本丸跡がある。
スペースはそれ程広くないように見える。
ここに信長が天皇の行幸を計画していたという話があるが、
すこし狭いように思う。
それにこの段差だと、そういう人達を招くにはきついように思う。
普段平地の御所に住んでいればさおさらだろう。
それに、この上には天主が見え、本丸に居れば気になってしまうに違いない。
あと二段階ほどの階段を行かないと天主にはつかないので、
基礎部分だけでも本丸とはけっこう落差がある。
これも意図的な設計なのだろうか。
天主にはいろんな人を案内したという話もあるが、
案内される側もする方も毎回ここを自力で登っていては大変だろう。
天主につく前にすこし眺望ができるが、
ここからは湖は見えない。
そもそも入り口の周辺といい、当時この山は湖に浮かんでいたのだが、
いまは埋め立てられたらしく田んぼばかりである。

入り口の説明通りなら、四百数段登ってようやく天主跡につく。
ここも土台部分だけとみれば広いといえるが、それほどスペースは無い。
しかし、周りの石垣が天主台だったとしたら、結構裾野は広い。
この上にかなり高い建造物があったのか、と空を見上げながら想像したが、
いまはとんびが飛んでいるだけである。
なんとも惜しい事だと思う。

また同じ道を帰って、さきほどの分かれ道の前まででる。
ここで先ほどまでのルートからわかれて、三重塔に向かう。
三重塔付近の展望台からは湖が見え、ようやく湖の城らしくなる。
水運のことまで考えた土地選びだったのだろうが、
今はそれをしのべる眺望は少ない。
三重塔と仁王門を見て、また下りになる。
下りの石段もなかなか怖いもので、杖が役立つ。

百々橋口は封鎖されており、斜面の横方向の道を通って秀吉邸跡にでる。
随分入り口に近いところに邸宅を構えていたのだな、と思うが、
それは逆に言えばこの城が攻められる事は無いという思いからだったのだろうか。
しかし、この周辺の石垣も相当に高く、複雑で、守備面ではすぐれているのではないだろうか。
だが、この大手道自体もこの総石垣造りと天主への眺望でもって、
人々を驚嘆させるのが目的という話も有る。
そう考えれば、こちらの道は家臣たちの邸宅の壮麗さもあって、
宣伝効果のための道だったのだろうか。
そもそもこの城自体が自身の権威の誇示のための演出であって、
実用性とかいうこととはあまり関係がなかった、なんて考えも出来る。
石垣だけしか残っていないと聞いて、今まであまり行く気がしなかったのだが、
今になってきてみれば、再現とはいえ石垣さえあればまだいいほうだと思えるようになった。
そういう目でみると、ここも在りし日をしのぶには充分である。
大体一時間から一時間半ほどかかると書いてあったが、
実質三十~四十分ほどでまわってこれた。
ただし高低差はかなりきつく予想していたより覚悟が必要であった。
木々も多く、虫も多いので季節によってはその対策もいるだろう。

また入り口と同じ門を通って、今度は安土城考古学館に行く。
看板にしたがって、東海道線の下をくぐり抜けて、
田園地帯の真ん中を通る。
自転車に乗っているといい風が吹いてきて、
先ほどまでの汗を忘れる。
これは自転車のいいところである。もうすぐ秋だ、というような風であった。
道は博物館の前で迂回ぎみになっていて、少し遠回りである。
自転車でもすこし面倒ではある。
駐輪場に自転車を停めて、中に入る。
色んな図録などが売られている中で、なぜかここにも「ひこにゃん」グッズがある。
中ではその「ひこにゃん」の写真撮影用顔出しパネルなんかもある。
博物館内では考古学時代からの展示がされている。
戦国期からの展示では、城の造りについて説明があり、
特徴的な堀や土塁の構造や名称が展示してある。
あまり詳しい名前はしらなかったが、ここで色々と知った。
史料『築城記』に基づいた中世の城の造りなども再現されている。
ここでも色々な説明資料を持ち帰れる。
全体模型で見ると、やはり安土城は湖の中にある島のようだ。
今日見れたところ以外にももっと郭があったらしい。

ここでは他に観音寺城や小谷城などの近江の城郭のことも展示されている。
安土城について、金箔瓦の使用が城として初めてであり、
以後イメージされる瓦葺のお城、といったイメージの先駆けであり、
近世城郭の走りである、といった趣旨が説明されている。
あの丘の上にあれだけのものが建っていたら、やはり革新的である。
秀吉邸の模型もあったが、あの大手道の隣にこれが建っていたら、
充分当時の他の城郭より立派で堅固であろう、という感じの造りになっている。
当時織田軍使っていたとされる長槍の復元も置いてあるが、
これだったらしなって持つだけでも大変だろうという長さであった。
本当にこの長さで使えたのだろうかと思う。
少なくとも持ち運びは大変そうで、城の中ならつっかえたかもしれない。
他にも、信長の肖像のいろいろが展示されているが、
有名なもの以外にも結構数がある。
発掘の様子も展示されていて、今日通ってきた大手道が復元されるまでの様子も分かる。
最後には他の近世城郭の展示もある。
この前行った彦根城の模型もあり、
実際に行ったので順路なども手に取るようにわかる。
しかし、実際より広く感じる。
きっと今入れない郭の部分なども多いせいだろう。
他に名古屋、姫路、江戸城といった城の天守閣の復元模型がある。
模型好きな物としては、城の模型がこれだけ色々あると嬉しい。

考古館を出て今度は信長の館に向かう。
天主閣の最上部が再現されており、かなり大きい。
ここには団体さんも来ていて、今日一番にぎわっている。
皆説明ビデオを見ているので、その間に展示を見る。
中も再現されており、金色がなんとも多い。
中国の故事に基づいた絵が多く、思想的背景も読み取れるという。
二階部分もあり、階段を上がって外から中をのぞける。
二層目部分もかなり派手といった感じで、当時他にこのような空間はなかったであろう。
もっとも、今に至るまでこういう空間は他に造られなかったかもしれない。
巨大な再現模型、といったところで、なかなかおもしろい。
が、ここは早く見終わって、また自転車で駅に帰った。
帰りに安土山のほうを見たが、やはり丘といったくらいのサイズである。
だが、あの一番上にあれだけの豪勢な、しかも高い建物が建っていればいやでも目立つ。
パフォーマンスとしては最高のものだっただろう。

駅に着いてみると、だいたい二時間ちょっとで帰ってきたことになる。
大体二~三時間ほどで色々見て回れるだろう。
まだ発掘なども継続しているようで、これからの成果が待たれるが、
当時の城の様子を描いた屏風があったらしく、
やはりそれがどこかで見つかる事を期待したい。


城郭資料館
安土山
安土山
登山道・大手道
伝・前田利家邸跡
伝・前田利家邸跡
伝・羽柴秀吉邸主殿跡
伝・羽柴秀吉邸主殿跡
伝・武井夕庵邸跡
黒金門跡
黒金門跡
本丸跡
本丸跡
本丸跡
本丸跡
本丸跡
天守台跡
天守代跡
天守台跡
天守台跡からの展望
見寺跡からの展望
見寺跡からの展望
見寺跡
見寺三重塔
見寺三重塔
見寺二王門
見寺二王門
伝・羽柴秀吉邸跡石垣
伝・羽柴秀吉邸跡石垣
伝・羽柴秀吉邸跡石垣
伝・羽柴秀吉邸跡
伝・羽柴秀吉邸跡
安土城考古博物館
信長の館
安土駅
安土駅・駅名板
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