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「餘部再訪 青春18きっぷ」
今回は、餘部に向かおうと思う。
余部の鉄橋自体は通過したことがあるが、降りてよく見たことはなかった。
架け替えが予定されており、架け替え後も景色は変わらないだろうが、
あれだけの構造物はやはり下から眺めてこそ意味があるのだろう、と思い
ようやくあれほどの名所に行ってみることになった。
18きっぷ自体はもっと前から仕入れていたのだが、なかなか使う機会がなく、
複数候補を考えた中で、週末は全国的に天気が悪い中、ぽつんと雨マークが無かった
日本海側の餘部コースを選択したのだった。
まず、京都から山陰線で福知山へ向かう。この電車は前2両が福知山まで直通する。
その2両は前回も書いた新型の223系5500番台である。
まだ新車の雰囲気を残しており、車内をまじまじと見る。
電車は新しく高架になった区間を駆け抜け、嵯峨嵐山を越えてトンネル区間に入る。
この区間は飛ばして走る区間であり、旧型車両だと轟音がかなりひどかった。
が、今日は比較的静かで、かつ加速がよい。
車両も同じ系列だし、速度が速いので新快速に乗っているような気分になる。
しばらく座れなかったが、亀岡を出てから補助椅子が使用できるというアナウンスがあり、
補助椅子に腰掛けることにした。
線路を見てみると、この先はいつのまにか新線に線路が切り替えられたようだ。
複線化工事も進んでいるようで、山の斜面の造成なども済んでいるようだ。
園部に着き、ここで前2両を切り離す。そのため数分停車する。
園部を出て、近郊区間の終わりを告げるように、別路線のような雰囲気を感じるようになる。
早速古そうなトンネルに入って、次の船岡に停まる。
駅周辺の雰囲気は先ほどまでの新興住宅地のような雰囲気も感じず、
人家がぽつんと点在している。やはりここからが山陰本線で、先ほどまでが嵯峨野線、という別路線なのだと思う。
その短いホームにに新型車両が静かに停まっていて、アンバランスにも感じる。
ローカル度が高まってきて、俄かに旅行気分が高まる。
日吉に着いて、ボタンを押して人が降りると、
もうほとんど鳴かなくなってきている蝉がまだ鳴いていた。
自分の座っている前のドアだけ開いているので、いやでも鳴き声が気になる。
次の鍼灸大学前は、漢字も複雑な上に、駅名も長いので車内にどう表示されるのかと思っていたら、
この駅だけはスクロールしながら表示されている。「鍼」の字もきちんと出ている。
細かいようだが、こういうところも気になる。
胡麻に着いて、しばらく停車するが、よく見ると駅舎が新しくなっているようだった。
その駅舎を眺めていると水滴が窓につき始めた。弱い雨だが、ついに降ってきた。
もっとも、朝のうちは多少降ると踏んでいたので予想の範囲内である。
餘部に着くのは昼だからそれまでに上がればいい。しかし、餘部の駅から下に降りる道は急斜面と聞いていたので、多少不安になる。
次の下山までの区間に、高屋川橋梁がある。この橋も谷を跨ぐ橋で、結構高いように見える。
隣に古い橋げたらしきものも残っている。餘部にはかなわないが、この橋もなかなかよい。
車内改札が行われており、この橋を見過ごすかと思っていたが、なんとか間に合った。
それにしても車両が変わっただけで、ダイヤは変わっていないだろうに、
加減速といい、乗り心地といい、すべてがスムーズだと感じる。
前までの車両が無理やりな改造の車種だったせいもあるだろうが、
車両が変わるだけで別の路線のようでもある。そのせいか、ダイヤも変わってないのに所要時間が早くなったように感じる。
車内の快適さによる心理的効果のせいもあるのだろう。
そういえばトンネルでも耳ツンのようなことが起きないような気がする。
そんなことを考えていると、一度やんでいた雨が山家でまた降りはじめた。

福知山について、ここで乗り換えになる。一分しかないが、向かいのホームに停まっているので乗り換えられる。
乗り継ぎ先は城崎温泉行きで、こちらも2両である。今度のも新型車両であった。
山陰線の奥に行けば行くほどさらにローカル度が増していくのだが、
車両が新しいせいかまた別路線のような心地がする。
前の車両はとくに縦揺れが酷かったように思うが、
あの縦揺れの規則的なリズムもまた旅情の一つだったのだと思う。
豊岡には「弁当忘れても傘忘れるな」の俚諺がある。この手の言葉は各地にあるようだが、
実際豊岡に近づくにつれて雲行きが怪しくなり、八鹿のあたりでまた降ってきた。
昔人の言葉の重みを知るようである。

天候が心配になりながら、終点の城崎温泉が近づいてきた。
昔家族旅行で城崎には来ていた。そのときは北近畿タンゴ鉄道経由で天橋立を見、
豊岡を回って城崎へ行くルートであった。まだ小さいころだったが、
そのときも雨が降っていたのを覚えている。その雨のせいか、
KTR線が遅れて、豊岡で城崎へ行く列車に接続しなかったらしい。
仕方なくタクシーで豊岡から城崎に向かった記憶がある。
そのとき通りがかったのが円山川沿い道で、駅が見えて、「玄武洞」の文字が見えた。
武骨な感じのする駅名で、子供心になぜか気に入っていた。
そういう前歴があるから円山川が見えてくると城崎が近い事は知っていたが、
今日は電車で接近している。その玄武洞も過ぎて、川に寄り添いながら終点城崎温泉に着いた。

ここで乗り換えになるが、時間が空くので一旦出て駅弁を仕入れる。
改札外に売店があり、行ってみると2種類しかない。
事前の情報では別のものにターゲットを絞っていたのだが、
それは無いので牛肉かカニかの二択になる。
カニのほうを選んで、停車中の列車に乗り込む。
ここから非電化で、ディーゼルカーである。
しかし、随分前から停車している。
先ほどの列車には途中から18きっぷ利用の団体が乗り込んできて、
どうやら行き先も同じようだったので、席が取れるか心配であった。
が、まだ席は埋まっておらず、確保できた。
周りを見ると、それ程混んでいない。駅弁を食べている人も居た。
餘部で50分ほど時間があるのでそのときに取っておこうと思っていたが、
この雰囲気にのまれたのか、車内で食べることにした。
停車しているうちに食べないと、走っているうちは意外と食べにくい。
一口目は、やけに酸味が強いな、と思ったが、中に入っている生姜がいいアクセントになっている。
少し急いでしまったが、あまり周りの目も気にならないうちに食べ終える事ができた。
食べ終わって、発車間際になると隣に着いた特急から団体が乗り込んで満席になった。
弁当を食べたのはベストタイミングだったようだ。
私の前後左右座席はすべて埋まったが、海が見える右窓側をしっかり確保している。

城崎温泉を出て、車窓がまた変わる。休耕田のような寂しい田園風景が見え、
その中に廃墟がいくつか見える。もの悲しい雰囲気と、今日の山陰らしい曇天が胸をつくようである。
人の営みの痕跡は、自然風景よりも心を動かす時がある。
そういうわけで、車窓もまた一変して鄙びた感じが増す。
今日は雨がちな天気で、山陰らしいこの曇り具合もまたかえってよい。
地元の人には申し訳ないが、曇っているくらいがこの区間には合っているように思う。
トンネルを出て、竹野の付近で「海水浴場」の文字も見えるがまだ海は見えず、
入り江の岬らしいものが少し見える。海はそれほど遠くないようだ。
弁当を食べたせいか少し眠気がただよい、数分寝てしまったようだ。
気が付くと海が見えてきていて、海岸との高低差もついてきているようだ。
鎧を越えてもまだ眠気すっきりしない。この鎧もなんとなく謂れがありそうで好きな駅名である。

鎧を出てトンネルを出ると、眠気も吹き飛んだ。
いきなり列車は宙にでていた。右手には海岸が見え、下を見ればくらくらするような高さである。
ついに鉄橋を渡って、列車は餘部に着いた。
ここでかなりの人が下車する。
線路を踏切で渡って、山の下に降りる。新しく通路が出来たようで、
その部分はまだいいが、コンクリートで固めてあっても古い路面は滑りそうで怖い。
こういう日は下りのほうが怖いのでつらい。
恐る恐る降りて、下から橋脚を見上げると、この世のものとは思えない造形美であった。
やはり下車してみるべきであった。
高さは41.45メートル。
人力で作ったとは思えず、神話の世界のようでもある。
何か神々の力で空中に投げられてできたのではないかとさえ思える。
工事に協力したという地元の人々の思いも入っているせいなのだろうか。
見上げる時は、まぶしすぎると見づらいので、やはり曇りの方がよい。
鈍い色の曇天を背景にすると、鉄橋はかえって輝いて見え、存在を主張するようだ。
海岸に出てみて、写真を撮る。長いと思っていた50分は意外と早く過ぎた。
帰りの上り坂は意外ときつく感じて、汗がしたたってきた。
顔ぶれを見てみると、ほぼ折り返しの列車で豊岡方面に帰るらしい。
餘部で乗ったとき、既に車内は団体で席が埋まっていたが、
その団体たちは香住で降りていった。
ちょっとだけ列車にのる旅行は結構流行っているらしく、添乗員も乗っていて盛況のようである。
しかし、やはり降りて見上げてみないとあの橋の真価はわからないのではないか。
香住で行き違い待ちをし、さらに特急に後ろから抜かれるが、
橋を見られた満足感からか、そういう長い待ち時間も気にならなくなっていた。
竹野ですれ違った対向列車には、もう旅行者らしい人の姿はほぼ見当たらなかった。
ようやく本来の山陰本線の雰囲気にもどる時間帯なのだろう。

城崎温泉で乗り換えて、帰りは特急を使ってもよいかと思っていたが、
もう少し鈍行と付き合ってみようと思った。
駅を出て、温泉に触れてみたりして時間を過ごし、
また鈍行にのるが、今度のは旧型車両であった。
久々に乗ったが、後ろの車両に乗ると何の機械の音なのか、すごくうるさい。
そのうえ座席は埋まっているが、立っているのは私とあと数人という一番面白くないパターンである。
今日初めての座れない列車である。が、外を見るのは立っているほうがよいときもある。
行きしにも多く見かけたが、帰りも白い鳥をよく見かける。
どうやらコウノトリのようだが、そういえばこのあたりはコウノトリの繁殖で話題になった土地であった。
こんなに列車から見れるとは思っていなかった。

帰りの電車は行き違い待ちも多く、さらに特急にもよく抜かれて待ち時間が多い。
もう気にならなくなっていたが、停車中はすごく静かになる。
城崎発車後は団体客の笑い声がすごかったが、
気がつけば皆寝ている。誰が最初に寝たのかはしらないが、
そのあたりをよく観察すれば面白いかもしれない。ずっと話し込んでいたのに、
だれかが黙れば誰かが寝るのだろう。そうして睡魔が連鎖するのかもしれない。
すっかり落ち着いた車内から外を見ると、行きには山の随分低いところにも霧がかかっていて、
幽玄の世界のようであったが、今はすっかり晴れていた。
餘部を一目見るという宿願を果たした私の気分も同じであった。

223系5500番台
ディーゼルカー
城崎温泉 駅名板
かにずし
かにずし 中身
餘部駅構内
餘部駅ホーム
餘部駅 近畿の駅百選記念プレート
餘部駅 駅名板
鉄橋から豊岡方を見る
鉄橋側面
橋脚を仰ぐ1
橋脚を仰ぐ2
橋脚を仰ぐ3
橋を見上げる1
橋を見上げる2
海を眺める
鉄橋全景1
鉄橋全景2
鉄橋全景3
陸側から見る
陸側から見る
鉄橋 工事風景
鉄橋 工事風景
鉄橋 工事風景
記念看板
記念旗
説明板
駅への通路1
駅への通路2
餘部駅 ホームのプレート
開通記念碑
餘部 車窓1
餘部 車窓2
城崎 駅前の温泉湧出
城崎温泉駅 駅舎
旧型車両(113系)

おまけ(余り)
鎧 駅名板
特急きのさき
特急たんば
221系・223系5500番台併結
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