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紀勢本線と名松線・・・
今回は、紀伊半島を一周し、名松線を乗りつぶす予定であった。
今回のコンセプトとしては贅沢で優雅な旅を目指すというところであったが、
そうともいかなくなった。理由は後から話そうと思う。
また、今回はルートも凝ったものにしようとしていたが、これも立ち行かなくなった。
二月某日、京都駅に降り立った私は少々そわそわするはめになった。
雪の影響で滋賀方面からの列車が遅れているようで、私の乗る予定のオーシャンアロー5号にも影響が出ている。
ここが始発駅であるから、そこまでひどくならないだろうと思っていると、
五分ほどの遅れで入線し、すぐ発車した。
せっかく久しぶりに特急に乗り、前面展望を確保したいがためにグリーン車を押さえていたのに、あまりゆとりがない乗り込み方になってしまい、出鼻をくじかれたような気分になる。
ともあれこの程度の遅れならばその後の乗り継ぎには影響が無い、とこの時点では思っていたのだが、後にこれがとんでもない結果を招く。
発車してしばらくは特急らしい走りもしたが、そのうちやはり信号の状況が悪くなってきた。
電車は何度も加減速を繰り返している。途中から東海道線をまたいで貨物線に入り、
前の線路が開通したのか速度を出し始めた、と思うとまた減速する。
新大阪にも同じ程度延着した。ここから先は普段目にすることの少ないルートである。
それを見たいがためこのパノラマグリーンをおさえたのであるが、
貨物線に入ってからしばらく、信号所のようなところで停まってしまった。
反対側の列車を待ち合わせるとのことである。それ程しないうちに対抗の列車が通り過ぎたが、まだ発車しない。
さすがに今日はグリーン車の客の身であるから、鷹揚に構えたいが、そういう気分になれなくなってきた。
こういう状況になると化けの皮がはがれてくるものだ。
そう思っていると、もう一本の特急列車とすれちがい、ようやく発車できた。
電車は大阪の真ん中を踏み切りで横断して、環状線へと乗り入れていく。
環状線内は比較的スムーズに通過し、遅れはそのままに天王寺に到着。
天王寺から車販があるとの放送があり、今日はここでも贅沢をする予定であったが、これは後述する。
阪和線に入ってからは、いままでの遅れを取り戻すような速度で走り始めた。
日根野を過ぎたあたりから、一回景色が鄙び始め、旅情が出始めたかと思うと和歌山に着く。
ここからお目当ての駅弁が積み込まれる。今回はネットでの予約サービスを使ってみた。
予約の後、折り返し電話連絡があると聞いていたのに、それがないので心配していたが、
ちゃんと当日席まで届けにきてくれた。その駅弁は「小鯛雀寿し」であり、値段は2250円である。
ここに本日の贅沢は極まったという感がある。
和歌山を出、紀三井寺を通過する前に放送があり、
左手の山に三井寺が見えるという。車内のLEDでも観光案内が流れる。
やはり行楽列車としての使命が大きいのだろう。
その後もオーシャンビューのあるポイントで放送が入ったりする。
和歌浦などの説明があり、歌に詠まれるほどの海だというが、
昔の人がここまで来て見る景色というのは違っただろうなと思う。
京都から2時間ほどで私はこの景色を見ているが、当時の貴人達がここまで来たならどのくらい時間がかかっただろう。
また、熊野詣についての説明もあるが、やはりこれも当時日数がかかったであろうが、
多くの人を惹きつけたに違いない。
こうやってみると、和歌山県には見るべきところが実に多い。
車窓からはみかんに茶畑、梅の木も見え、いかにも日本的とでもいえるような景色が見える。
まだ梅は咲いていないようだったが、南にいくにつれてだんだん咲き始めているようだった。
岩代を通過してしばらく、かなり海に近いところ走っているが、
波しぶきがかかりそうな、という表現が使える距離である。
その断崖のようなところを通って観光地白浜を抜け、串本を出たあたりで弁当を開いてみた。
口に含んでみるとこれほど「生」という食感を感じた駅弁は多分無いであろうという感想である。
「生々しい」の生であり、「生臭い」の生ともとれるが、とにかく新鮮なことはわかる。
風味のため醤油は付けていない、という説明からも自信の程が見てとれる。
値段が張るが、料理店で出していてもおかしくないような内容であった。
前面を見ていると、トンネルに数字が振ってあり、その数字もついに一桁代にのり、
この列車の終わりが近い事を想像させる。そうして紀伊勝浦に着いた。
となりには新宮で乗り継ぐ予定の南紀が待っている。
貨物線内での待ち合わせもあって、天王寺からずっと12分ほどの遅れを引きずったまま到着したので、相手を待たせていたらしい。さすがの振り子車両でも、このあたりまでくると遅れを取り返せなかったようだ。
私はグリーンを乗り捨てたくないし、終点まで乗りとおしたい気分だったから新宮まで買っていたのだが、この電車が先に発車するようで新宮乗り継ぎは成立するらしく、とりあえずは助かった。

新宮に着いてから、少し計算が狂い始めた。
まず夕食として抑えておきたかった駅弁だが、お目当ての「南紀くじら弁当」は無いとのこと。
いつでも置かれているわけではないということらしい。
予定を変更して勧められた「さんま寿し」にして、急いでホームを渡る。
ほどなく先ほどの南紀が入線してきたが、意外と込んでいる。
旅に出る前に色々情報を漁ってみたが、昼間のこの路線なら自由席でも大丈夫、という評判であった。
しかしその自由席が込んでいる。すでに紀伊勝浦の時点でほとんど埋まっており、
さらに新宮で自由席を待っている客は多い。
さっきまで贅沢をしていたので、ここからは節約する気で自由席にしたが、これは誤算であった。
列に並んだのが後のほうだったので、座るに座れずデッキに立つ。
次の熊野市でも乗客は増え、皆口々になんでこんなに混んでいるのかと言う。
この列車の普段の姿ではないようだ。「週のなかばやのに」という声も聞こえる。
一説には旅客の動向は、月曜が混んで段々減り、また回復するのだという。
それで今日を選んできたのに、この状況である。沿線で何かあるのだろうか。
放送によると指定席も満席だという。車内販売が回ってきたが、既に色々売切れてしまったという。
これはまったくの誤算であった。
たって景色を眺めていると、前が海、周りが山という集落の前に駅があることがおおく、
その前後にはトンネルがある。言い方は悪いが、陸の孤島とはこういう状況だったのだろうか。
そのかわり海こそが道、そういう時代もあったのかもしれない。
この路線や道路が開通するまでは、一体どうやって生活をしていたのかと思うような孤立感のある集落もあって、なかなか遠くまで来たことを実感してくる。
列車は九鬼を通過したが、ここがあの水軍で有名な九鬼氏とつながりはあるのだろうか。
集落の前の波は穏やかそうであって、船を置くにはよさそうだが軍船を繰り出すには少し狭い気がする。
尾鷲に着いて、多少空きが出て、ようやく座れた。
座ったとたん眠くなって、起きた時には三瀬谷に停まっていた。
紀伊勝浦での接続待ちのため多少遅れていたこの列車であったが、
ここまでで既に定時に回復していた。ダイヤに余裕があったのだろうか。
しかし、またここから誤算が始まる。
なかなか駅を発車しないのだ。
どうやら対向列車を待つという。今朝出るときに調べた限りでは各在来線にはそれ程影響がないようだったし、
事実ここまではまだうまくいっていた。
しかし、名古屋で遅れていた新幹線と接続をとったらしい向こうの特急が遅れているようだ。
新幹線の遅れのことは考えていなかったが、よく考えればそれが在来線にも影響を及ぼす事も想起できたのに、これは私が迂闊であった。
この駅だけで10分ほどロスし、松阪での接続は絶望的となった。
車内では名古屋での新幹線の接続客の人数を調べているが、私は名松線だ、とは言い出しづらい。
そうこうしていると松阪に着いて、一縷の希望を抱いてとりあえず降りてみたが、
やはり駅のどこにも名松線の列車の姿はない。
聞いてみるとやはりもう出たのだという。
これで今回の旅行の意義の半分は失われた。
東海エリア随一のローカル線ともいえる名松線は、新幹線など構うものか、といった風のようだ。
それでこそローカル線の風格、と私は悔しい気分で無理やり名松線を称えてみるしかなかった。
敵ながら天晴れ、と言ってみてもどうしようもない負け惜しみであるが、そういう気分であった。負けた私の心境は敵を褒めるしかなかった。
その敵が立派だったからこそ負けたのだ、と思いたいのは人間の性である。
仕方なく駅の外に出てしばらく歩くうちに、これでこそ挑み甲斐がある、またリベンジしよう、と開き直ってきた。
松阪の駅の反対側に回り、私は近鉄の乗り場に行った。本来ならこの近鉄が今回旅のキーポイントであった。
以下にその計画倒れの計画を書いておこう。

明日のことがあるので、今日中に、しかも早めに京都に帰るのが計画の命題であった。
紀勢本線と名松線を片付けて、早く京都に帰るなら近鉄を使うのはどうかと考えた。
調べてみると、松阪発15時14分の名松線で伊勢奥津から折り返してくると、松阪には18時25分に着く。
京都行き近鉄特急が松阪を出るのはなんと18時24分である。
しかもこれが京都に直通する最後の特急であり、なんともしがたいように見える。
しかし、地図を見ていて一計を思いついた。
名松線に一志という駅がある。調べてみると、近鉄の川合高岡駅と近く、乗換えが可能であるという。
ダイヤを調べると、一志には18時07分に着く。川合高岡発18時19分発の近鉄電車に乗ると、18時23分に伊勢中川について、18時33分発の京都行き特急に間に合うのである。
一志から川合高岡までは5分ほどのようで、計画は成立した。
初めての土地で、しかも冬場の夕ぐれどきでありどうなるかわからないが、私はこの時刻表トリックのような計画に挑戦する気になっていた。
成功したらそれなりにネタにできる、そんな風にも考えていた。
ところがそれ以前に名松線にのれないという結果になった。
実はこの計画も京都に着く時間は松阪からJR在来線を乗り継いだ場合と40分くらいしかかわらない。
それでもこういう計画にしたのは、トリックのようで面白そうだとおもったからだ。
しかし結果は惨憺たる状況になった。これで殺人でも実行しようものなら間違いなく失敗しただろう。
名松線は折り返しの時間が長く、松阪で10分ほど遅れても折り返しで吸収できるだろうから、ひょっとしたら、という希望を持っていたが、接続は無かった。
わが道を行くローカル線の雄名松線にトリックは弾かれたのであった。
今となっては相手がローカル線とはいえ、不要不急の旅行で誰か他人の都合を曲げないでよかったとも思えるようになった。
が、松阪に降り立った瞬間はなんともいえない気分だったし、
松阪の駅を出てからの気分はむしゃくしゃしていたのもまた事実である。

一応乗ったはずだが、幼少の頃乗ったため記憶があやふやな紀勢本線を再度片付け、
あわよくばもう一路線、なんて考えたのを名松線が許さなかったのだろうか。
紀勢本線は今回で完全に乗車を証明できるようになったのは今回収穫といえる唯一のものだが、名松線は自分のためだけに乗りに来ない輩をはねつけたに違いない。
とにかく、乗れないものは仕方ない。
この上は計画を変更し、近鉄で伊勢中川まで出て、列車を変更することにした。
ちょうど2時間早い特急があり、それで帰ることにした。
帰り路もなんともすっきりしない感じがまだ残っているようだったが、
それでも前半は充分に堪能したし、小学校以来だった近鉄特急もなかなか快適でよい。
普段JRばかりに乗っている身には新鮮だし、乗り遅れたおかげで
見慣れない車窓を明るいうちに眺められるという利点もある。
私は夕暮れの車窓を眺めながら名松線へのリベンジを練り始めていた。

オーシャンアロー
パノラマグリーン前面展望
小鯛雀寿し
小鯛雀寿し
小鯛雀寿し
車窓からのオーシャンビュー
オーシャンビュー
新宮駅名板
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この記事に対するコメント

はじめまして、厳(イワオ)と申します。

名松線、残念でしたね・・・
せっかく、サスペンスドラマ並みの、緻密なプランたてられてたのに、
この線は一本のがすと、なんともなりません(涙)
お気持ちお察し致します。
トラックバックしました、これが慰めになるか、
はたまた、傷口に塩を塗るような結果になるか・・(笑)
ぜひ、リベンジしてください!

スイマセン、トラックバック失敗しました
リンクで、該当記事が開きます・・
【2008/02/23 00:10】 URL | 厳(イワオ) #ovQS118c [ 編集]

Re:
はじめまして、コメントありがとうございます。

またそちらのサイトにも寄らせていただきますね。
リベンジに関してはちょうど18シーズンにさしかかってくるころなので、
次回は贅沢無しでリベンジということになると思いますが、
また名松線様のお怒りを買ってしまうかもしれません(笑)
前回悩んだ挙句参宮線のほうを選んだのをまだ根にもたれていたり・・・
と考えています
【2008/02/23 17:50】 URL | srail #- [ 編集]

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2013/02/08 06:55】 | # [ 編集]


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今回は、紀伊半島を一周し、名松線を乗りつぶす予定であった。今回のコンセプトとしては贅沢で優雅な旅を目指すというところであったが、そ... 放浪STATION【2008/02/23 00:12】
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